外輪駆動方式
タイヤスロンシックナー
KTN型
骨材プラントから排出される廃水を、清澄水と高濃度廃水(スラリー)に濃縮分離させる装置です。
凝集剤と呼ばれる薬剤を混入させる事で濃縮率を上げています。
分離した清澄水は、骨材プラントの洗浄水として循環利用され、高濃度廃水は装置底部より引抜きます。
特長
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外輪駆動方式
レーキの回転は、動力に無駄の無い外輪駆動方式です。
位置を移動せずに固定している駆動タイヤにより外輪を駆動する為、誤動作や故障も無くメンテナンスが楽で安全です。 -
センターフィード
シックナーのセンターから廃水を流入させます。
サイド投入方式に比べて、全容積を隅々まで均一に最も効率良く活用するため、短絡現象などの無駄が無く薬剤使用量が大変少なくすみます。 - レーキ自動昇降 沈降したスラリーの量に応じて、レーキは自動的に上下するので過負荷が無く、スラリーを溜めることができます。
- スラリー自動引抜き シックナー内に沈降したスラリーの貯留量を当社独自の方法で検出し、自動的に外部へ引抜けます。
- 自動省薬コントロール装置 ※オプション 装置流入廃水の濃度変動に応じて、薬品の注入量を自動的に制御し、常に適正量を添加します。
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自動薬液溶解装置 ※オプション
溶解装置が、薬液タンク内の溶解薬液量を検知して、自動的に必要な量を溶解する装置です。
攪拌効果が良いため、ママコ(ダマ)の発生もありません。
型式仕様
型式 | 廃水処理量 ㎥/h | 寸法 m 直径×高さ |
有効沈降面積 ㎡ | 全容量 ㎥ | レーキ回転数 rpm | 所要動力 kW |
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KTN-8 | 60~120 | 8×4.5 | 48 | 235 | 1/6.9 | 0.25×4 |
KTN-10 | 100~200 | 10×4.5 | 75 | 375 | 1/6.5 | 0.25×4 |
KTN-12 | 150~300 | 12×4.5 | 109 | 537 | 1/7.8 | 0.25×4 |
KTN-15 | 250~500 | 15×4.5 | 172 | 849 | 1/9.7 | 0.4×4 |
KTN-18 | 400~800 | 18×4.5 | 247 | 1226 | 1/11.6 | 0.4×4 |
KTN-20 | 500~1000 | 20×4.5 | 304 | 1524 | 1/12.9 | 0.75×4 |
KTN-25 | 750~1500 | 25×4.5 | 479 | 2450 | 1/16.2 | 0.75×4 |
KTN-30 | 1000~2000 | 30×4.5 | 690 | 3580 | 1/19.4 | 0.75×4 |
- 廃水の処理量は、廃水の濃度や性状により変化します。
- 仕様は予告なく変更することがあります。