研磨装置
ミガクロン
MG型
ミガクロンの基本的な構造、原理はタマクロンと同じですが、磨鉱に重点を置いて開発された製品です。
特に、付着泥分の多い原料に有効で、強力な遠心力による周壁との回転摩擦と粒子間摩擦の作用により、粒子表面の研磨・脱泥を行います。

構造
チャンバー部分の高さを通常のタマクロンより高くすることにより、滑動落下の時間が長くなるため、通常のタマクロンより周壁・粒子間摩擦が強化され、粒子表面の研磨・脱泥をおこなうことができます。

脱泥効果の実例(MG-20)
T社の場合、分級機だけでは表面の泥分が十分に除去されないため、分級機の投入前にミガクロンにて処理をおこなったところ、砂の表面はツヤのある黒色に変わっており、分級機製品砂の微粒分量試験値も1%程度低下しました。

型式 | MG-20 |
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対象物 | 風化した川砂 |
処理量 | 75t/h(270㎥/h) |
動力 | 45kW |
効果 | 砂の表面が茶色からツヤのある黒色に変わっており、分級機産物の含泥量も1%程度低下した。 |
湿式分級設備にミガクロンを導入した時のフロー図
一般の製砂工場では、分級機に投入前の製品砂の処理に使用され、砂表面の脱泥に非常に優れた効果を発揮しています。

型式仕様
型式 | 概略重量 kg |
チャンパー内径 mm |
概略処理量 ㎥/min |
分級点 d50ミクロン |
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MG-17 | 225 | 420 | 2.0~3.0 | 50~90 |
MG-20 | 290 | 500 | 3.0~4.0 | 70~100 |
設置例
ミガクロンアンダーが分級機に投入され、ミガクロンオーバーはシールタンクへ流入します。